私とピアノ

私とピアノ

私が、ピアノを本格的に習い始めたのは8才の時でした。
それよりも前、幼稚園の時にも、某有名音楽教室に通っていたのですが、そこでのレッスンは、グループレッスンだったということもあり、なかなか馴染めず、半年ほどでやめてしまいました。

恩師との出会い

小学生になってから、お友達のお母さんの紹介で、個人のピアノの先生のところへ通うようになりました。ここで出会った先生が、本当に素晴らしい方で、私の音楽の世界を広げて、私の人生に大きな影響を与えてくれた先生でした。
当時の私は、ピアノを弾くことは好きでしたが練習は大嫌い、出された課題もやらないままレッスンに行くことがほとんどのいわゆる“困った生徒”でした。
当然、先生に怒られ、レッスン後にも先生の家で練習をしてから帰ったり、学校が早く終わる時も、先生の家へ練習しに寄るよう言われたり、そして、時には電話越しでレッスンをしてもらう、ということもありました。
これは、大きくなってから分かったことですが、先生にはたくさんの生徒さんがいらっしゃり、毎日朝から晩までレッスンをされていたそうです。そんな中で、私のために時間をつくってくれていたのだと、その当時の私は何も知りませんでした。
今、その先生には、感謝しかありません。
小学校4年生の頃、発表会や合唱の伴奏など人前で弾くことが多くなりました。その時に、人前で弾く快感を体験しました。自分のピアノを聴いていた人から、たくさん声をかけられ、褒めてもらい、とても嬉しかったのを今でも覚えています。
この頃からピアノを弾くことが本当に楽しくなり、学校帰りには自分から先生の家に寄り、練習をさせてもらうようになっていました。

私が本気で音楽の道に進み、音楽大学を目指そうと決めたのは、中学3年生の時です。一般的に、ピアノで音楽大学に行く人たちは、もっと小さい頃から勉強をしていることが多いと思います。それに比べると、私はスタートがとても遅く、音楽大学を目指そうと決めた日から猛勉強、猛練習…。
その甲斐もあって、無事に大学に進学します。
そしてこの進学先で出会った先生が、ピアノを演奏する上でとても大切な“音”について、教えてくれた先生でした。「良い音で弾く」。それが聴いている人に伝わるのだと。
大学生活は、本当に毎日が充実しており、ピアノソロの演奏はもちろん、様々な楽器の人と一緒に演奏することもあり、ソロで演奏する時とはまた違う、たくさんのことを学ぶことができました。
また、在学中から都内楽器店の音楽教室で、ピアノ講師をやらせて頂く機会にも恵まれ、これまでに50人以上の生徒さんとピアノを通して関わらせてもらいました。

伝えたいメッセージ

そして、ピアノをたくさんの生徒さんに教える機会に恵まれるようになったこの頃から、「いつか自分の教室を開き、私の音楽の世界を広げてくれたお二人の先生のような人になりたい」と、強く思うようになりました。
そして願わくば、今度は自分が、これから出会うたくさんの人たちの人生のきっかけになれたら、と。

音楽を通してたくさんの素敵な人たちに出会えたこと、音楽でしか味わえない喜びを感じられたこと、そして今こうして一生涯の大好きなものになったこと。
そんなピアノの魅力をこれから出会うたくさんの生徒さんに伝えていきたいです。

プロフィール

白熊 杏梨(しらくま あんり) Anri Shirakuma
千葉県出身。上野学園大学ピアノ専攻卒業。
在学中は、ソロをはじめ室内楽・伴奏など幅広く活動し、ピアニストとして学内定期演奏会、学外演奏会にも多数出演する。在学中より都内楽器店の音楽教室にてピアノの指導活動を開始し、これまでに3歳〜大人まで50人以上を指導。

現在は、コンクールやオーディションでの伴奏のほか、幼稚園や小学校、福祉施設での演奏活動も積極的に行っている。また、ピアノコンクールでの審査員をつとめるなど、ピアノ教育にも力を入れて取り組んでいる。2018年門前仲町にピアノ教室HearToneハートーンを開校。文京区保育園非常勤講師。

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