ブログ

自分の意見を持つ

暑い毎日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

今日は私がレッスンで心掛けていること、そしてそれを考えるきっかけになった経験についてお話してみたいと思います。

私が通っていた音楽高校の社会の先生の授業やテストは、私の学生時代において他には無かったスタイルでした。
歴史を学ぶときに、例えば卑弥呼に送られた金印などが取り上げられるとそのレプリカが授業中に回ってきました。

このようにして毎回の授業では、様々な貴重な資料を一人一人が手に取って見ることができました。

更にその先生のテストでは、ほとんどが記述式の問題。それまで年号や重要事項を覚えさえすれば点数が取れると思っていた当時の私にとっては試験対策の難しい科目となってしまったのです。

日本史から世界史、現代史に至るまで、様々な事象について自分の意見を織り交ぜながらどういう流れで起こった出来事だったのかを詳しく述べることが求められました。

自分の意見を持つ。そしてそれを紙と鉛筆で言語化することがどれだけ大切なことだったのかを理解するのに時間はかかりましたが、今も記憶に残る素晴らしい授業でした。

子どものピアノのレッスンでも、弾く曲を身近に感じてもらえるようにすることや、自分の意見を持ってそれを主体的に話すことができるように導いていけたらと思っています。

そうした習慣が、きっと日常的にポジティブな影響をもたらしてくれるのではないかな、と思っています。

ピアノ教室HearToneハートーン
黒住友香(くろずみともか)

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP