ブログ

子どもにきれいな手の形でピアノを弾いてもらうための声がけ。

ピアノを弾く時の基本的な手の形は、

*指を伸ばさずにたてること
*手首が下がらないこと
*指が綺麗なアーチのようになっていること

これが、理想の手の形です。

よく「卵を持っているような手で」と言ったりもしますが、弾き始めて初めのうちは意外と綺麗な手で弾けています。
しかし、それが知らず知らずのうちに力が入って“卵が潰れてしまいそうな”手の形になっているなんてことがよくあるのです。

そんな時、特に小さいお子さんの場合、手首が下がっているよ!指が寝ているよ!と伝えても、自分で修正するのはとてもむずかしいです。

どういう風に声がけをすれば小さい生徒さんでもいい手の形になるだろう…と悩んでいた時、
とある指導書にこんな声がけの例が載っていました。それが、

「爪が見えないようにして弾いてごらん♪」

この声かけをレッスンでも取り入れたところ、たくさんの生徒さんがとても綺麗な手の形で弾くことが出来るようになりました。

爪の見えない手、と言うと自然と手がアーチ状になり、指が立っている理想的な手の形に近い状態になります。
そして、小さいお子さんでも”爪”というのがわかりやすい目安になり、爪が見えてしまっていたら、「これは違うんだ」と、自分で気づくことも出来るようになりました。

実際には、曲によりそれぞれ求める音も異なるようになり、それに合わせて奏法も変わってきますが、
綺麗な手の形を意識することで、自然とピアノに力が伝わるようになり、良い音に近くことが出来ると思います。

ご家庭の練習の中でも”爪”をキーワードに綺麗な手の形でピアノを弾いてほしいと思います。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP