今日は小学3年生の生徒さん、Nちゃんのレッスンで生まれた、素敵な言葉をご紹介します♪
楽譜の中によく出てくる強弱記号の1つに、下記のものがあります。
・cresc. (クレッシェンド:だんだん大きく)
・dim. (ディミヌエンド:だんだん小さく)
大きくする方がやりやすく、小さくする時は自分が思った以上に意識して弱めていかないとなかなか上手くいかないディミヌエンド。
そのためレッスンの中でも、先生に指摘されることが多いのではないでしょうか。
Nちゃんも、ディミヌエンドの表現に苦戦していたので、私がお手本として弾いてみると一言、
「宝箱をそっと閉じるみたいに大切に弾くんだね」
ディミヌエンドの感覚を掴んだNちゃんは、とっても素敵な演奏ができるようになりました♪
だんだん小さくするという他の記号に、decresc. (デクレッシェンド)もあります。
どちらも同じ意味として使いますが、厳密にはディミヌエンドの方が「ギリギリまで小さく」「消え入るように」というニュアンスで用いられています。
また、クレッシェンドはイタリア語で「成長する」を意味する「crescere」の進行形なので、例えば草花の種から芽が出て花が咲くようなイメージを持って弾くと音楽が生き生きとしてきます!
ブログに紹介することを快くOKしてくれたNちゃん、いつもブログを読んでくださる皆様、ありがとうございます♪
ピアノ教室HearToneハートーン
黒住友香(くろずみともか)
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