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素敵な生徒さんたちと子どもの未来

ここ最近は突然冬に戻ったかのような寒い日もありましたが、次第に春らしくなり、今日はぽかぽかと日差しも暖かく春らしい一日でした♪

さて、突然講師の私がこんなことを言うのもちょっと変な気がしますが、最近レッスンをしていて

「生徒に恵まれているなぁ」

と思うことがよくあります。

当教室に通ってくださる生徒さんやその保護者の方は私から見ても羨ましくなるような素敵な方が多く、毎日楽しくレッスンさせていただいています。

今日も生徒さんに恵まれているなと思う出来事がありました。

小学校1年生の男の子のレッスンでの出来事です。

レッスンにはいつもお母さんが付き添って来てくださり、レッスンの終わりに毎回色々なお話をするのですが、今日ふと

「いつかR(生徒さんのお名前)に弾いてもらいたい曲があるんです!」

と急にお母さんがおっしゃいました。

なんでも、映画「ピアノ・レッスン」のメインテーマであるマイケル・ナイマン作曲の「楽しみを希(こいねが)う心」という曲がお母さん大好きだそうで、それをいつか息子さんに弾いてほしいんだそう。

私は恥ずかしながらマイケル・ナイマンという作曲家も『楽しみを希う心』という曲も今日まで知りませんでした。

「ピアノ・レッスン」という映画は題名こそ聞いたことがありましたが、実際に観たことはありませんでした。

お母さんに音源を聞かせてもらいましたが、何とも言えない染み渡るような曲調で切ない雰囲気が私も好きなタイプの曲でした。

それから、映画のストーリーも少しお話してくださいました。

ピアノレッスンを生業にしている私としては「観ないわけにはいかない!」と私も帰りの電車で早速DVDを購入しました。

〇〇くんも当教室に通ってくれている他の生徒さん同様とても良い子で、練習も本当にたくさんしてきてくれます。

ハートーンに通い始めたのが昨年の6月の終わり頃でピアノを初めてまだ1年足らずなのですが、すでにピアノ導入教本も5冊終わっています。

これはなかなか驚くべきペースで、それもあって(この子のお母さんじゃないですが)私も「この曲を弾いてほしい」と思った曲があります。

Rくん、6月の発表会では、モーツァルトの『メヌエット』を演奏します。

小学校1年生、しかもまだ習い初めて1年の子にモーツァルトというのは少し早い気もしましたが、早くから才能を発揮し「神童」と呼ばれたモーツァルトの作品にぜひ触れてほしいなと思い、この曲を勧めました。

こんなに早いうちからモーツァルトという天才の作品に触れることができるのは素晴らしいことですね。

実際、弾き始めて最初のうちこそ苦労していましたが、曲が進むにつれどんどん譜読みも早くなり、私も驚きました。

発表会に向けて、一人一人の生徒さんのことを考えながら「この子にはこの曲を…」と勧めてきましたが、いざこうして形にしてくれるとやっぱり嬉しいです。

そして、お母さんが大好きな『楽しみを希う心』も「〇〇くんの手が大きくなる小学3年生になる頃には弾けるかもしれません。」とお母さんにお話すると

「そんなに早く弾けるんですか!!…泣いちゃうかもしれません」

と、とっても嬉しそうにしておられました。

今回、発表会で弾く『メヌエット』が弾けるようになっているのだけでも、私がこんなに嬉しいのに、もしRくんが『楽しみを希う心』を弾けるようになった時のお母さんの喜びは想像をはるかに超えているだろうなとおもいます。

いつもたくさん練習してきてくれていて、習い事の中でもピアノが一番好きと言ってくれいるRくん。

小学3年生頃に「楽しみを希う心」を弾いている未来を想像するだけで今からとてもわくわくします♪

最初にも書きましたが、教室に来てくださる生徒さんや保護者の方はみなさん本当に素敵な方ばかりで、ちょっとしたお話一つとっても私自身たくさんのことを勉強させていただいています。

そして、今日の出来事のように子供さんたちには本当にたくさんの「希望」があるな、とも。

生徒さん一人一人の未来を想像しながらレッスンできる毎日が今はとても幸せです。

Rくん、お母さん、今日も素敵な時間をありがとうございました❤︎

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