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フランス、ノアンでのリサイタルを終えて

先日、フランス・ノアンでの演奏会を終え、無事に帰国しました。
応援してくださった皆様、ほんとうにありがとうございました。

こちらのコンサートは、以前ブログでお伝えした「ノアンフェスティバル ショパン イン ジャパン ピアノコンクール」で優勝した際の副賞コンサートです。

詳細については是非、こちら↓のブログもお読みいただけましたら幸いです♪

⚪︎いくつになっても、挑戦!

⚪︎コンクールの結果、夢の実現のために

以下、コンサートのレポートです。
少し長くなりますが最後までお読みいただけましたら嬉しいです!

同じコンサートで出演予定だったポーランド人の歌手の方が体調不良でキャンセルと聞いたのはコンサート前日。

日本から同行していたチェリスト神倉辰侑さんがいたこともあり、このコンサート主宰者の方からピアノとチェロのデュオリサイタルにしないかと驚きのご提案を頂きました。

日本からチェロを持って行っていなかったのですが、現地に偶然にも主宰者の息子さんが20年以上前に使っていたものがありました。

ピアノソロでショパンを、チェロソロでバッハを、そして最後にデュオでメンデルスゾーンを演奏しました。

当日のピアノは何と、ショパン時代に実際に使われていたプレイエルというピアノ。

これは本当に繊細な楽器で、チェロも長い間使われていなかったためいつ弦が切れてもおかしくない状態。
コントロールするのは至難の業でしたが、どちらも素晴らしい楽器でした。

私たちも、そしてお客様も、心と耳を研ぎ澄ませて、かすかな機微を感じようとしていました。現代では、そして日本ではなかなか体験できないような感覚でした。

終演後は、勇気を振り絞って、丸暗記した拙いフランス語でスピーチ^^;
何とか思いを伝えられて、お客様の表情から、とても楽しんでくださったことが伝わって嬉しかったです。

ショパンの命日を偲ぶコンサートとして、一生忘れられない特別な演奏会となりました。

ピアノ教室HearToneハートーン
黒住友香(くろずみともか)

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