当教室では、月に1回を目安に「ハートーンタイムズ(教室のお便り)」を発行しているのですが、最近、お便りの作成が出来ておらず・・・
代わりにこちらのホームページ上に今、生徒さんと保護者の方、ピアノを習う全ての方にお伝えしたいことを書かせて頂きます。
記事の内容は、「ピアノが上達するのに必要なもの」。
少し長くなりますが、最後までお読みいただけましたら嬉しいです♪
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*ピアノが上手になるためには一日どのくらいの時間、練習するべきなのですか?
上手な人は、長い時間ピアノを弾いているのでしょうか?
上記は生徒さんや保護者の方から、一番多く頂く質問です。
ピアノは、教室に通ったからといって弾けるようになるものではありません。
自宅での練習というものが本当に大切です。
既にピアノの練習が習慣化(生活リズムの中にピアノの練習がある)されていて、レッスンで出した宿題(宿題以上のところまでも)をしっかりやってくる生徒さんや、レッスンで出した宿題の中から自分の好きな曲を中心に練習をしてくる生徒さん、レッスンは好きだけど、練習が苦手であまり練習をしてこない生徒さん、
様々なタイプの生徒さんがいらっしゃいます。
「ピアノの練習が習慣化されていて、レッスンで出した宿題(宿題以上のところまでも)をしっかりやってくる生徒さん」これが、理想です。
当教室の生徒さんは、ほとんどの生徒さんが宿題をしっかりやってレッスンに来てくれるので、毎回のレッスンの時間が充実したものになっているなと感じいています。
そして上記に加え、最近、生徒さんのレッスンをしながらピアノが上達するために一番必要なものは、これだ!というものを見つけたので、お伝えさせて頂きます。
それは、「素直さ」です。
ピアノのレッスンが進むにつれ、曲の難易度も少しずつ上がっていきます。
今までなんとなく弾いていたら出来たものが出来なくなってしまい、ピアノを弾くことが少し嫌になってしまう、
そんな生徒さんが意外と、多くいらっしゃいます。
何度、通して弾いてもうまくいかない、たくさん時間をかけて練習をしても上手に弾けるようにならない、
そんな声もよく聞きます。
そんな時、必ずレッスンで練習方法をお伝えします!
演奏を聞けば、何をどれくらい練習をしたか、何につまずいているのか、なんとなくわかります♪練習方法は一つではないため、生徒さんに必要な練習方法をレッスンで伝えます。
(単純に練習量が足りていない、という場合もあるので、その時は練習してきてね…とだけ伝えます笑)
伝えた練習方法は必ずレッスンで確認するので、「この練習方法で弾いてみて♪」と生徒さんに伝えるのですが、その際、40名を超える当教室の個性豊かな生徒さんから様々な反応がありますので、大きく3つに分けてご紹介します。
①「えー!」「やりたくない!」「普通に弾きたい!(楽譜に書かれているものと違う奏法で弾いてもらう時もあります。)」と、言う生徒さんや、
②「難しそうだからやらない…」「間違えるの嫌だからやらない…」と言う生徒さん、
③「難しそうだけどやってみる」「できるかわからないけどやってみる」「(何も迷わずに)やる!」と言う生徒さん。
(少しお話が脱線しますが…笑)
①タイプの生徒さん
先生が提案した練習方法をやりたくなかったら、すらすら止まらず上手に弾いてくること。先生が何も言わなくてもいいように完璧に弾いてくること。それが難しかったら、まずは先生の言うことを聞く!
・・・とレッスンで伝えています(笑)
②タイプの生徒さん
難しそう、間違えるのが嫌だ、その気持ちはよくわかる。だけど、ちょっと頑張れば絶対にできることを先生は伝えているよ。ほんの少し大変なことを乗り越えた先には、上手にピアノを弾ける自分がいる!だからやってみよう!
・・・と心の中で、時に言葉にして応援をします(笑)
③タイプの生徒さん
次から次へと、大変な課題を課していますが、いつもいつもついてきてくれてありがとう
・・・心から感謝しています(笑)
様々なタイプの生徒さんがいらっしゃいますが、ピアノが上手に弾けるようになるかどうかの分かれ目は、ここにある気がします。
生徒さんのなかにも、「お家ではもっと上手に弾けてたのに」とか、いろいろな気持ちがあるんだろうなと思いますが、まずは、先生の伝えたことを「素直」に受け止め実践して欲しい、と思っています。
こちらは↓今までに、何名かの生徒さんの保護者の方からお聞きしたお話です。
「何度弾いても弾けなかったところが、レッスンで教えてもらった練習方法で弾いたら出来るようになりました!」
「この練習(手作り教材)をしたら指が強くなり、音がしっかり出せるようになりました!」
「先生の教えてもらった通りに弾いたら、曲が素敵に弾けるようになりました!」
その時は、「弾けるようになってよかった!良いお話を聞けて嬉しい!」と思っていたのですが、まさにこれこそが、ピアノ上達に必要な力なんだ!と実感しました。
上記の生徒さんはオープン当初から通ってくださり、もうすぐでピアノ歴4年目を迎えます。今年は、コンクールにも挑戦をし、予選・本選と進み、全国大会に出場します!!そして現在、ピアノを習う方なら誰もが憧れる「モーツァルトのトルコ行進曲」に挑戦しています。
それから、もう1人の生徒さんも♪毎週たくさんの曲を弾いてきてくれるのですが、「音色の変化をもっとつけて、ここは柔らかい音で〜♪」「もう少し時間をとって次の音に行くよ〜」「ここはカッコよく!」などなど、私からたくさんの要望を伝えるのですが、伝えた全てのことを実践してくれます。
「音色の変化」と言うと、かなりハイレベルなレッスンを思い浮かべるかと思ますが、こちらの生徒さんは現在小学2年生。こちらの生徒さんもコンクールに挑戦し、予選・本選と進み、全国大会に出場します!!
ここまでたくさんお伝えをさせて頂き、少し矛盾に思うかもしれませんが、先生の言うことが全て!ではありません。「先生の言ってることが何か違う」って思った時には、自分の気持ちにも素直になり、先生に伝えてください♪
今は、音楽の本当に基礎的なことをやっているので、まずはレッスンの中で先生が言う話を素直に受け止め、実践する。
これを繰り返し、本当の意味でピアノが弾ける人になり、レッスンで習ったことをもとに知識を増やし、理解を深め、先生が言ったことに対して自分の意見を言う。
いつか、もう少し成長した生徒さんと、音楽について深く語る、
そんな時間を過ごせるレッスンが出来たら良いなと、今から夢見ています(^^)
門前仲町ピアノ教室HearToneハートーン
教室主宰・講師 白熊杏梨(しらくまあんり)
最後に、この記事の冒頭で紹介した質問について。
*ピアノが上手になるためには一日どのくらいの時間、練習するべきなのですか?
上手な人は、長い時間ピアノを弾いているのでしょうか?
→5分より10分、10分より20分、1時間、2時間、3時間・・・ピアノを弾いている時間が、短いより長いほうが良いかもしれません。
時間と同様に(それ以上に)大切なのは、正しい(効果的な)練習の方法でピアノを弾いているかということ。
頭で考えながらピアノを弾いているかどうか。効果的な練習方法でピアノを弾けば、
曲が弾きやすくなる→上手に弾けるようになる→上手に弾けるのが楽しくなる
・・・結果的に、ピアノを弾いている時間が長くなった!!
これが理想です♪
現在、私が思う回答です。
※あくまでも私個人の意見なので、ご参考までに♪
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