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全国大会での賞を目指して、コンクールの結果報告

門前仲町ピアノ教室HearToneハートーン代表の白熊杏梨(しらくまあんり)です。

当教室では、年度末の3月に1年間の集大成となる教室発表会を開催します。発表会終了後は、基本的には通常レッスンになるのですが、希望者や講師の勧めでコンクールに取り組む生徒さんもいます。

今回のブログでは、小学2年生の頃からコンクールに挑戦している、現在小学4年生の生徒さんについてご紹介をしたいと思います。

こちらは過去のブログでも載せたと思いますが、まず、私が生徒さんにコンクールを勧める目的は下記の通りです。

・日々の練習のモチベーションのため

・外部の指導者、ピアニストから講評がもらえるため、自分の演奏の良いところや課題が明確になる

・他の教室の生徒さんや同学年の演奏をたくさん聴く機会になる

・一つの本番に向けて(目標に向けて)しっかり準備をすることができる、人間性を高めることにつながる

小学4年生の生徒さんKちゃんが、初めてコンクールを受けたのは、小学2年生だったかと思います。

その時に受けたコンクールは、ベーテン音楽コンクール。
予選→本選→全国大会と続くコンクールですが、順調に全国大会まで進みました。

惜しくも全国大会で賞をとることは叶いませんでしたが、初めてのコンクールで全国大会まで進むことが出来たことはとても誇らしかったです。

ピアノを習い始めた頃から、Kちゃんは音楽的なセンスがとてもあり、毎週のレッスンの課題も全てこなしていました。ワークブックやソルフェージュ(リズム課題や視唱)、ピアノの練習も完璧に取り組んでいました。

ピアノに限らず、学校や塾、習い事先で出された宿題をやってから教室に行くことは当たり前のことですが、この”当たり前”が出来るって、実はすごいこと、なんだと個人的に思っています。

翌年も同じコンクールを受け、無事に全国大会まで進みましたがこの時も全国大会での賞は叶いませんでした。

そして今回のコンクール。これまでに受けてきたコンクールは全国大会まで進めていたこともあり、今回は別のコンクールに挑戦をしました。

全日本ジュニアクラシック音楽コンクール。
*個人的な意見になりますが、これまでに受けていたコンクールよりも全体的なレベルは高いような印象を受けました。

こちらのコンクールも、予選→本選→全国大会と進むコンクールですが、今回のコンクールは予選と本選は同じ曲ではなく、別の曲を用意しなければいけない、という違いがありました。

予選、本選と無事に進み、全国大会。
(予選、本選ともに、同日に受けていた参加者の中では最高点でした!)

*こちらのコンクール、予選は比較的通りやすい印象を受けましたが、本選から全国大会に進むことが難しいコンクールだと感じました。

全国大会は、全国、という名前がついているだけに、他県の小学4年生も集まり開催されます。
全国大会まで残っている参加者のレベルは高く、とても聴きごたえがありました。

これまでコンクールに挑戦してきて、毎回全国大会まで残っているものの、全国大会での賞がなかったため、
今回は全国で賞を貰いたいね!とKちゃんと話していました。

当日のKちゃんの演奏は、素晴らしかった!演奏の最初の方は緊張感を感じましたが、曲が進むにつれ、Kちゃん自身ものってきたんだろうなという印象で、3楽章はこれまでの演奏の中で最高だったと感じました!
(全国大会では、ギロックのソナチネ全楽章を演奏しました。)

Kちゃんの演奏はもちろんのこと、他の参加者の演奏も本当に素晴らしく、演奏から伝わるピアノへの熱意のようなものがたくさん感じられ、心に栄養がたっぷりと沁みわたるような感覚がありました。

Kちゃんの全国大会の結果は・・・奨励賞!!
全国大会で初めて賞をとることが出来ました!!!

*小学4年生全国大会の部は33人で、そのうち賞をもらえていたのは全体の三分の一ほどだったかと思います。

毎年コンクールを頑張っているKちゃんに「良い思いをさせてあげたい」と思っていたので、講師の私も本当に嬉しかったです。

全国大会で賞をとるという目標が叶えられたことが、今後のKちゃんの自信につながることと思います。
本当におめでとう(^-^)そしてお疲れさまでした♪

コンクール終了後、次は教室の発表会です!
10月頃から曲決めをして、日々の教本の課題に加えて少しずつ練習にとりかかります。

今回のコンクールで大きく成長したKちゃんの演奏、発表会が楽しみです♪

今回のコンクールでは、全国大会まで進むことが出来なかった生徒さんもいます。

コンクールは結果がつきものなので、結果に一喜一憂することも当然あります。

それでも当教室の生徒さんは、次のコンクールで結果を出すことを目標にして、今は学校の合唱の伴奏のオーディションに向けて一生懸命練習をしている生徒さんがいたり、楽しそうに発表会の選曲をしている生徒さんもいて、コンクールを受ける前よりもピアノへのモチベーションが、かなり上がっています!

何かに挑戦する、ってたくさんのエネルギーが必要で、楽しさよりも大変さの方が勝つこともあるけど、

やり切ったあとに残る”何か”を得ること(知ること)が、おもしろいのかもしれない、

と、コンクールに取り組む生徒さんを見ながら感じました・・♪

ピアノ教室HearToneハートーン
白熊杏梨(しらくまあんり)

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