ブルグミュラー25の練習曲。過去にピアノをやったことがある保護者の方はこの表紙に「懐かしい〜」と
おっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。
おそらく多くのピアノ教室がこのブルグミュラーを使って
レッスン
ピアノを習い始めたばかりの生徒さんにはちょっと大変。
当教室では複数冊の教材を使って、ブルグミュラーに入る前にいくつかの教本を勉強してから、
今日レッスンだった小学校3年生の生徒さんはもう、
今は「無邪気」
譜読みを終えて、楽譜通りに(音やリズム)
あとは音楽的に弾くこと。
「無邪気」の難しいところ、いくつかあるかとは思うのですが、
「右手のメロディー(
本日レッスンだった生徒さんも、右手のメロディーが美しくない…笑
もちろん音は合っている、16分音符を弾く時の指もしっかりして
音が転んでるという感じではないのですが
美しく弾けない理由…「フレーズ感がない」おそらくこれが原因です。
フレーズ感を出して欲しい時に、
「スラーがあるから、なめらかに音をつなげて弾こうね!」
というのが、多くある声かけの一つかなと思います。
私も、生徒さんに何度もこの声かけを行なったことがあります。
この声かけをすると、確かに音をつなげて弾いてくれます。
そこで!伝え方を変えて例を挙げながらお話しをしたら、
右手のメロディーを美しく弾けるようになりました!
「文章を読むように弾いてみて♪」
これだけだと、イメージしにくいですよね。そこで、
「学校の国語の授業で、教科書を読むことあるよね!
例:「む・か・し・む・か・し・あ・る・と・こ・ろ・に…」
(大げさに、一文字一文字をはっきり発音して言います笑)
これをやると、だいたいの生徒さんは笑います。
「どうかな?」と聞くとほとんどの生徒さんは「変!おかしい!」と言います。
「そうだよね!”むかしむかし、あるところに…”って読むよね!
ピアノを弾くときも同じ。一つの文章だと思って弾いてみて♪」
と伝えると、生徒さんの演奏が見違える程変わります!
”フレーズ感を大切に弾く”という弾き方がイメージしやすくなるようです。
※フレーズ感を感じて弾く上で、指がしっかりしていることはとても大切です。
指が滑ってしまう、音が均等に聴こえてこない、という場合には音符を4つに区切って
練習してみてください♪
またフレーズの最後の音を、おさめて弾く(優しい音で丁寧に演奏する)と
音楽的な演奏になりますよね!これも文章を使った例で伝えます。
「お話をする時、言葉の最後を大きくするかな? ”・・・・・・・・です!!”」
これを伝えるだけで生徒さんの演奏はとても良くなります。
子どもは感受性が豊かです。イメージしやすい伝え方をするだけで演奏が変わります。
そして、「自分の演奏が良くなった!」と生徒さん自身も感じることが出来るので、
自然とピアノを弾くことが楽しくなります(^ ^)
ピアノを弾くことが楽しい!と感じると、自ら進んでピアノを練習するようになります!
今、ブルグミュラー「無邪気」を練習中のお子さん、いらっしゃるかと思います。
「うまくいかないな」と感じていたら、ご紹介をした伝え方で、練習をしてみてくださいね!
さらに、良い演奏になることと思います♪
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