ブログ

映画「オーケストラクラス」を見てきました。

先日、「オーケストラ・クラス」という映画を見にいってきました。

この映画のチラシは教室の玄関にも置いてあります。

映画の舞台はフランス、パリ。

演奏家として挫折したシモンが、パリ19区にある小学校の音楽教育の講師として招かれ、子供たちにヴァイオリンを教えることになります。

しかし、パリ19区は治安が良い場所ではなく、家庭内に事情を抱えた子供たちも多くいる地区です。
赴任した先の学校のオーケストラクラスもやんちゃな子がほとんどで、集中力は30秒も持たない。
そんな子供たちにヴァイオリンを教えるのは至難の業。シモンは自信をなくしてしまいます。

しかし、ある一人の少年アーノルドとの出会いでシモンと、そして子供たちが変わっていきます。

一年後の大舞台に向け、客席からのスタンディングオベーションを目標に、シモンと子供たちの成長を描いているドキュメンタリーのような映画です。

 

この映画の中でも、私が深く印象に残っているのは、「シモンが演奏するヴァイオリンを子供達が聴いているシーン」です。
言うことを聞かない、喧嘩ばかりする子供たちが、シモンが演奏をはじめると真剣な目をして演奏を聴いてる、その姿がとても印象的でした。

言葉以上に伝わる、それが音楽なのかなと。

この映画を見た後で知ったことなのですが、この映画に出てくる子供達は楽器が弾けるわけでも、役者でもないという…!
シモンの演奏に対しての、あの真剣な目の子供達の姿は、素のままの反応だったのだと驚きました。

それからもう一つ、シモンとアーノルドの関係性についてです。お互いがお互いに出会えたことで、それぞれの人生は変わっていく、本当に素敵なことだと思いました。
シモンに出会えたことでヴァイオリンという大好きなものを見つけられたアーノルド、アーノルドと出会えたことで再び音楽の素晴らしさを感じられたシモン。

 

私もハートーンに来てくれている生徒の、なにかのきっかけになる事が出来たら嬉しいな、なんて思いました♪
物語の内容自体はとてもシンプルでしたが、それ以上に伝わってくるものがとても多い、素敵な映画でした。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP