様々な習い事がある中で、子供に習わせたい習い事ランキングで常に上位にくるピアノ。「音楽を通して心が豊かになってほしい」、「一生の趣味を作ってあげたい」など様々な理由があるかと思います。
しかし、今の時代ピアノよりも「学習塾の方が良い」とお考えの方もたくさんいらっしゃると思います。音楽の道に進むわけではない、プロになるのはとても大変、それよりも勉強を、と考えるのはごく自然なことだと思います。
しかし、なぜこんなにもピアノという習い事が人気なのか。
それは、「ピアノを弾けるようになった先に訪れる色々な良いこと♪」が
あるからだと私は思っています(^ ^)
この記事では、ピアノ教室に通い「ピアノを弾けるようになった先に訪れる色々な良いこと♪」を私の実体験をもとにご紹介させて頂きます。
是非、最後までお読みください。
お子さんにピアノを習わせようと考える理由、ピアノを習いたいと思う理由。
様々な理由がある中で今注目されている理由はこちらではないでしょうか?
○脳に良いとされているから
→東京大学の学生さんは、小学生の頃にピアノ教室に通っていた人が多く、
およそ2人に1人がピアノをならていたというデータが出ている。
○音感を身につけさるため
→小さなころから習い始めると音感が良くなることは間違いありません。
脳科学者のなかでもその効果が高いと考えている科学者は少なくないようです。
○集中力を養うため
→楽譜を見ながら、左右の手を別々に動かす。
「情報処理能力」が求められるピアノは集中力を養うことに期待ができます。
今は、テレビやネットの情報などで上記のようなデータが出ていることが事実で、このような情報をきっかけにピアノを習おうと思っている方は、大勢いらっしゃると思います。
私がピアノを習い始めた頃は(今から20年程前)今程ネットが普及していなかった時代。そんな中でなぜ、私がピアノを習い始めたのか、両親が習わせようと思ったのか。間違いなく、「脳にいいから」「集中力を身につけさせたい」と言った理由ではなかったと思います。なぜならこの情報は、私が大人になってから両親に伝えた情報だからです。ではなぜ、数ある習い事の中からピアノだったのか。それは、「姉の友達のほとんどがピアノ教室に通っていたから」という理由(笑)そして当時の私は、姉の真似ばかりをしていたので姉のやるものは私もやる!ということでピアノを習い始めたのです。
そんな不純な動機で始めたピアノ。小さい頃の記憶はないに等しいので確かなことはわかりませんが、ピアノを習っていたおかげで、本当に「集中力のある子どもだったのか」「頭が良くなったのか」(これは最大の疑問点です…笑)というのは、正直わかりません(笑)
(※あくまでも私個人の話で、データとして脳に良いというのは事実です。)
しかし、ピアノのおかげでたくさんの”良いこと♪”が、あったのです。
♪良いこと①「友達がたくさん出来ました」
幼稚園や小学校時代、私は自分から積極的に、他の子に話しかけるタイプの子供ではありませんでした。どちらかというと、引っ込み思案の恥ずかしがり屋。お友達を作るのも得意ではなかったはずです。
学校での休み時間、教室に置いてある電子ピアノを弾いていたら電子ピアノを囲むようにクラスのお友達が寄ってきたのです!
「すごいね!もっと弾いて!」と言われ、嬉しかったのを今でも覚えています(^ ^)一人や二人ではなく教室にいたクラスの子達がほとんど!
(…というのもその当時はやっていたジブリ映画「千と千尋の神隠し」の主題歌を弾いたのです。当時はクラス全員が知っている曲でした。)
こんな出来事があり、休み時間になるといつもたくさんのお友達から「ピアノ弾いて!」と言われるようになり、「ピアノを弾くとお友達がたくさん出来る」という謎の方程式が当時の私の頭の中にはありました(笑)
ピアノが弾けたおかげで、自分から声をかけられなかった子ともお友達になる事が出来ました♪
♪良いこと②「積極的になれる場面が増えました」
クラスの学級委員や生徒会役員、運動会の応援団などといった人前に立つことが大の苦手。小学校・中学校・高校の12年間、何かの役員に立候補をしたことは一度もありません。それ以前に、授業でも自ら手をあげて発表するような子供ではありませんでした。
そんな私が、ピアノを弾けたことで自ら手を挙げ、積極的になれた場面があったのです。それは、卒業式や入学式と行った式典、文化祭での合唱発表会。
ピアノの伴奏が必要となるこれらの行事に、私は伴奏者に立候補をするようになりました。ピアノが必要となる場面では常に人の前に立ち、積極的になることが出来ました♪(これまで関わりの少なかった他の学年の人や、他のクラスの先生にも声をかけられるようになりちょっとした優越感も感じていました笑)
♪良いこと③「自分に自信が持てるようになりました」
学校の勉強はあまり好きではなく、得意だったかと言われるとあまり自信はなく、成績も良かったかどうか…(笑)しかし音楽の成績だけは悪かったことはありませんでした!笑
音楽の授業では、楽器を演奏する際、決まってやることがありました。教科書の楽譜に音名を書くということ(音の読み方)。ピアノを習っていた私には、メロディのみが書かれている教科書の楽譜に、音名を書くことは難しくありませんでした。しかし周りの子はとても苦労をしている。たくさんの友達から教えて!と言われて音楽の授業では人気者(笑)また、伴奏もやっていたので唯一音楽だけは良かったと胸を張って言えます(^ ^)
一般的に、音楽よりも五教科の成績を大切と考えられるかと思います。
しかし、私はみんなよりも少し得意なことを見つけられ、活躍できる場面が増えたことで、自分に自信が持てるようになったと感じることが出来ました♪
ピアノに限らず「好き」と思えるもの、なんでも構わないと思います。
それが私はたまたまピアノでした♪
そのたまたま始めたピアノをずっと続けて、今ではピアノを弾くこと教えることを職業としています。
「ピアノを弾けるようになった先に訪れる色々な良いこと♪」
ご紹介したのはほんの一部です。
ピアノを通してたくさんの方の何かの力になれたら嬉しいです(^ ^)
明確な理由もなく始めたピアノ。
それが私の一生涯の財産になっています。
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