当教室では50名いる生徒さんの中から毎年数名、コンクール(ピアノの大会)に挑戦をしている生徒さんがいます。
今年は、小学2年生〜小学5年生までの4名の生徒さんがコンクールに挑戦をしています。

ピアノのコンクールには様々なものがありますが、多くのものは夏休みから12月頃まで、長いものだと年明けまで開催されます。コンクールを受けている生徒さんは夏の「予選審査会」を無事に終え、次は「本選審査会」を控えています。

その「本選審査会」の前に大きなホールで演奏をする機会を作りたいと思い、本選審査会の前日にホールで演奏をできる機会を設けました。初めは「コンクールを受ける生徒さんを対象」と考えていたのですが、せっかく大きなホールで演奏できるのだから、多くの生徒さんに演奏をしてほしい！と思い、今回初めて「小さな発表会」を企画しました。

〈＊本選審査会を無事に終えました！コンクールの結果ご報告についてはこちらから♪〉

当日のスケジュールの関係で先着10名とさせて頂きましたが、全部で15名の生徒さんにお集まり頂きました。
9月にご案内をさせて頂き11月が本番だったので、2ヶ月弱で曲を完成させて弾いてもらいました。

「小さな発表会」なので、普段の教本の中から曲を選んだ生徒さんや、自分で楽譜を用意して難しい曲を練習してきてくれた生徒さんもいました。

3月の発表会では、当日の運営と進行等で落ち着いて生徒さんの演奏を聴くことがなかなか難しいのですが、小さな発表会では、ホールの客席で生徒さんの演奏を集中して聴くことができました。
足台や椅子のセッテッィングなど保護者の方にご協力を頂きました。ありがとうございました！

人前で演奏をすること、大きなホールで演奏できること、本番という目標があること、他の出演者の演奏を聴くこと・・
普段の練習のモチベーションになり、すごく勉強になることが多かったと、保護者の方や生徒さんから仰って頂き、やはり、小さなイベントでも何か目標とする機会を作ることは大切なことだと思いました。

来年の小さな発表会は未定ですが、開催の際には、またご参加頂けましたら嬉しいです♪

そして、生徒さんの演奏を聴いていて(見ていて)感じたことが大きく2つ。

＊お辞儀について
普段のレッスンの中でお辞儀の練習を行っているので、ほとんどの生徒さんがしっかりお辞儀をできるのですが、やはり緊張をしていると動作が早くなってしまうのかもしれません。焦ってお辞儀をしてしまうと焦った状態で演奏も始めてしまうので・・
「お辞儀から自分のステージが始まっている」と思って堂々とお辞儀をしてください♪

＊演奏について
練習量、曲を仕上げるのにかけた時間は、本番の舞台で必ず影響があるということ。今回、長くても2ヶ月、短い生徒さんだと1ヶ月で曲を仕上げた、ということもありちょっとしたミスや、少し詰まってしまったりと、レッスンではなかったことが起きていた生徒さんが多くいたように思いました。
やはり、練習の量、曲の完成までに費やした時間、というのは本番の演奏で大きく関係しているなと。

「質にこだわるために、量をこなすこと」
今回の小さな発表会、私の中での大きな収穫はこれでした。

3月に、今年度の集大成を披露する発表会があります。これは、当教室生全員参加の大きな発表会になります。
発表会に向けてのレッスンはいつも以上に熱が入ってしましますが・・頑張ってついてきて欲しいと思っています！！

「質にこだわるために、量をこなすこと」
これを生徒さんと共有して、3月の発表会で皆んなの成長した演奏と姿が見られることを期待しています(^^)