先日、地元でお世話になっている先生の生徒さんがこの春音楽高校の入試を控えているということで、会いに来て欲しいと電話がありました。

こちらの生徒さんとは歳は少し離れていますが、今までに発表会で一緒に連弾をやったりもして、とても仲良くさせてもらっています。
そんな生徒さんも中学3年生になり、将来は音楽大学を目指し高校から音楽科のある学校に行きたいと、音楽高校の受験を決めたそうです。

お休みの日を利用して千葉の地元に戻り、到着してすぐに簡単なレッスンをすることになりました。
入試で弾くピアノ実技の課題曲を聴かせてもらいましたが、しっかりと勉強をしているのが伝わってくる、そんなまっすぐな演奏でした。

きっと入試当日は緊張をすることでしょう。
「今まで自分が勉強したことを審査の先生方に聴いてもらう」という思いで、精一杯演奏してきてほしいと思います。
納得の演奏が出来るよう心から願っています。

かく言う私自身も、音楽大学を受験した時は、不安で押しつぶされそうでした…笑
（今でも演奏会などで弾く時は、心臓が口から飛び出すのではないかと思うくらい緊張します！）

それでも、そうやって一つひとつの本番を乗り越えながら、今こうして大好きなピアノを活かした仕事ができていること、本当に幸せなことだと感じます。そして、音楽やピアノを通して新しいたくさんの方との出会いがあることもこの世界の魅力だと感じています。

音楽の世界は、確かに受験や本番の準備など大変なことも少なくありませんが、それを忘れさせてくれるくらいの「幸せ」を感じることができます。そして、そうやって幸せを感じる度に私自身

「音楽をやっていてよかったな」

と改めて思います。

いつかこのハートーンからも音楽の道を志す生徒さんが出てくれたらな、と今からとても楽しみにしています(^^)